うれしいこと

名古屋に行ったときに、瀬戸に、前から行きたいと思って
いたカフェがあって、行ってきた。私はすぐに瀬戸の街が
気に入ってしまった。低い建物が並び、あいだを流れる
川があり、広い空がある。とても古い商店街もある。
目当てのカフェも良かったし、商店街で、運良く七福神
さんに御福銭をいただいた。
瀬戸物の素敵な湯呑みを買った。


穏やかで、満ち足りていた。


こっちに帰ってから、行きたいと思っていた家具屋さんに
行ってみた。時計と、フォトフレームと、竹と、花瓶を買った。
今、それらのものに囲まれていて、とても幸せ。


具合の悪くなってきた携帯電話を、機種変更した。
新品の電話には、まだ何も溜まったりしていなくて、
シンプルで、うれしい。


実はさっき、瀬戸で買った湯呑みを割ってしまった。
悲しかった。自分にバカバカっていっぱい思っちゃった。
ごめんね。柄の部分がきれいに残ったから、それを大事に
部屋に飾った。


生活の中にある、小さな楽しみ。それこそが私にはすごく
大切なんだ。ずっとずっと大切にしたい。

しゅるりるらる ほどいて

最近、調子良く動き回っていた。
今月は、試写会が二つ当たってすでに三本の映画を
観たし、大エルミタージュ美術館展に行ったり、近所の
お気に入りの和菓子屋さんで、いちごの日にいちご餅を
買って、喜んで食べてくれるであろう人のところへ持って
いったり。野生動物との関わり方について勉強しにいったり、
お菓子教室にクリスマスケーキを教わりに行ったり、
心と体のリラックス講座に参加したり・・。


出かける先で、いろんな思いを味わったのだけれど、
良くも悪くも、心が動くことは「感動」であって、感動は
しないよりもした方がずっといいのではないかと、
最近思っている。


心と体のリラックス講座に参加して、感情をありのままに
受け止めるためには、心も体もリラックスしていることが
大切だと聞き、なるほどと思った。


一日の中で、必ずひとりリラックスできる時間を持つこと。
今年は、自分に合ったリラックス法を見つけられたことが、
とっても嬉しい。


最近、気づきが多くて、それはきっとリラックスする時間を
持てているからかもしれない。
いい方向に向かっている気が、する。

桜色の爪

私について、N先生は「あなたの腹の底に『自分は大切じゃ
ない』という思いがあるのではないか」と言っていた。
そうかもしれない。
自分を大切にするっていうことが、たぶん腹の底でよく
分からないんだと思う。


自分を大切にすることは、自分の心の声をよく聞き、
その声を尊重することではないか、 と今考えている。
でも、なにかが、私には抜け落ちているような気がする。
とても大事ななにか。


いちおう、自分なりには「自分を大切に」を実践しているつもり
なんだけど・・・。


先日、ネイルアーティストとして働いている方のお話を聞きに
行った。＜実演あり＞というのに惹かれて・・
私は普段ほとんどネイルなんてしないのだけど、せっかくなら
プロの方にやってもらいたいと思って。
実演、というところにきて、私はすぐに手を挙げた。
やってもらえた！桜色になった自分の爪を見る度に、満ち足り
た気持ちになる。これから、たまにはお店でネイルをやって
もらって満ち足りた気持ちになるのもいいかもしれない。


「人に栄養をあたえるためにはまず自分に栄養をあたえなくて
はならない」


好きな言葉だ。
ネイルアーティストの方が「流れに身をまかせてきた」と言って
いたのが心に残った。自然体で、それでいて好きなことを仕事
にしているキラキラが伝わってきて、とても素敵だった。


自分に足りないなにかを、人から学んで得ることはできるの
かもしれない。

手紙

映画「手紙」を観た。
殺人犯の弟の人生。私は犯罪者の家族、というものの
存在をほとんど考えたことがなかった。でも、いるんだ。
世の中には沢山。家族の罪を背負って生きている人たちが。


テーマは重たい。でも、とても感動できる作品だった。
ネタバレになってしまうので言わないけれど、心に残った
セリフがいくつかあった。（あー言いたい！）


そして専門学生のとき、学校に行けなくなった私に
手紙を出しつづけてくれていた友達がいたことを思い出した。
あの時はありがとうって、その子に手紙を書こうかな。
暗闇の中にいた私にとって本当にその手紙はありがたいもの
だったんだ。


映画を観たあと、初めて溶岩浴なるものを体験した。
すごく沢山の汗をかくんだけど、これがベトベトな汗ではなく
サラサラな汗。体が芯からポカポカに温まった。
大部屋だったのに、お客さんが私と友達しかいなくて
ほとんど貸切状態だった。


自分の体と、心にいいことをこれからもいっぱいしよう。